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「SOUTH AMERICA UC0079」  縮尺1/100~1/48・縦27㎝・横31㎝・高さ?㎝  2016.11

SF要素のある素材を使用し、あえて原作を意識することなく、自分なりの作風で仕上げてみたらどうなるか。お客様からそういうオーダーをいただいたので、SFアニメの金字塔、ガンダムからザクⅡを選択。バンダイの1/100MGを使用。

私は以前から、モビルスーツってデカすぎるなぁと思っていたので、早速スケールを無視して制作を開始。試しに1/72や1/76のフィギュアを並べてみたら、まだデカすぎる印象。最終的に1/48になりました。

肩のスパイクパッドや、どうみても目玉なモノアイもウソ臭いので削除。パンツァーファーストの先がぴったりだったので、ぶっさして小銃擲弾風にしときました。

ヤシの木やシダの葉は、全て自作。気の遠くなるような作業量でしたが、何とか目標量を確保しました。タイトルはサウスアメリカってなってますが、どう見てもベトナムをイメージしています。

原作ファンの方、もしご不快に思われたとしたらご容赦ください。

「DINOSAUR PLANET」  縮尺1/35・縦18㎝・横26㎝・高さ24㎝  2011

イタレリの馬車・タミヤのカスモサウルスとヴェラキロプトルを使用した1/35情景作品です。普通の物を作ることに飽きていた時、気晴らしに製作した作者の空想上の産物。構成と色合いがうまく作用し、思っていた以上の良作に仕上がりました。

どうしてタミヤの恐竜は1/35なのでしょう? 子供のころドラえもんの映画で、ヴェラキロプトルに騎乗しているシーンがありました。思い出して試してみたら、MMのバイク兵、無加工でピッタリなんですけど。まるでこうせよと言わんばかりです。

草食恐竜に荷車を引かせて、肉食竜の騎乗兵で護衛するイメージ。マントをつけて、イギリス兵の皿ヘルメットに飾りをつければ、すごくファンタジーになりました。

とても楽しくて、恐竜のキットを買い漁ってしまいましたが、需要がないみたいなので次回作は無いかもしれません。

「UC0079 ONE YEAR WAR」  縮尺1/35・縦25㎝・横36㎝・高さ37㎝

大型ジオラマ、機動偵察基地を視察するランバ・ラル大尉の図。バンダイのUCハードグラフシリーズからワッパ2機と、ランバ・ラル大尉のフィギュアを使用。

ワッパ2機のうち、1機は改造による現地改修感を出してみました。ヘリの様なスキッドとガンポッドを追加。左が改造機、右がキットの正規仕様です。ある時、無性にSF物の基地が作りたくなり、制作しました。一から自作した妄想の基地が今作の見どころです。

丘陵に隠された格納庫というのは以前から作ってみたかったので、楽しんで制作できました。このHPの掲載作品の中でも相当古い作品ですので、現在の水準から見ると甘い部分もありますが、構成に迫力があるのでそれ程見劣りしません。

「宇宙戦艦ヤマト」  縮尺1/700・縦?㎝・横?㎝・高さ?㎝

知人の依頼で制作したバンダイの古いキットです。SF、現実問わず、船は情景にしづらいので普段あまり作りません。しかし折角の機会だからと制作してみました。

地中から飛び出して発進する、最初の方のシーンを再現してみました。今回のテーマは「発進」と「地面」。地面はこんな赤茶けた地層だったと記憶しているのですが、結構雰囲気出ていると思っています。

艦体は、斜めに上向きにして、右側にも少し傾けてあります。ネームも角に斜め向きで配置して、作品の正面をコーナー部分に設定しました。ベースの青も、私の作品では今までにない感じで新鮮です。

ネーム側の角から眺めると、ちょうど本体を固定している支柱が隠れて、手前に向かって飛んできている感じが上手く表現できたと思います。

「Fokker D. Ⅶ F」  縮尺1/48・縦17㎝・横16㎝・高さ11㎝

エデュアルドのフォッカーを使用した情景作品です。船よりはまだマシですが、飛行機もやはり情景にしづらいので、普段あまり作りません。普段から凸凹したものばかり作っているせいで、平坦なベースを作らざるを得ないことにストレスを感じました。

古い作品故の出来の甘さと、陸物と同じ感覚で塗装したら、汚くなり過ぎてしまったのも反省点です。複葉機と水上機が好きなので、次は岸辺の水上機でも作ってみようかと考えています。

「EZ-016 SABER TIGER」  縮尺1/72・縦18㎝・横23㎝・高さ29㎝

崖の上に佇む、コトブキヤのゾイド、セイバータイガーです。子供のころ、動くゾイドを持っていた記憶があって、模型が発売していたので思わず買ってしまった物です。ゾイド自体はよく知りません。

前からこういう崖っぷちを制作したかったので、組み合わせました。崖の上で張り付くようにしてこちらを威嚇する、ネコ科らしい躍動感を演出することを心がけました。

説明書によると設定上は大きいようですが、対比物が無いため、本当にネコのように見えてしまうのが反省点となりました。少々古い作品ですが、全体的なバランスは良好で、飾り映えのする作品です。