作品ページ⑦・1/35 ミリタリー 2024~

「T-34/85」  縮尺1/35・横幅33㎝・奥行24㎝・高さ27㎝  2023.12.30

雪の中、集落の中ほどで停車ミーテイング中のT-34/85と乗員の様子を情景化しました。

自作の建物には煙突を設けたり、手前にも建物を造作。入口に階段を設置したり建物自体に高低差を持たせるなど、様々な要素も加味してみました。

高さの変化だけでなく石積の外壁パターンや屋根材にも変化を加え、色味も少しづつ変えることで単調にならないように工夫しています。

車両で建物が隠れすぎたり、逆に建物で車両が隠れすぎないよう、奥行に対して普段より横幅が少し長めのベースとなっています。これにより建物も車両も隠れすぎず鑑賞できるようになりました。

非常に立体感のある作品で、雪の積もる集落の寒々しい雰囲気も十分。飾り映えのする良作に仕上がったと思います。

「GERMAN Sd.kfz.231」  縮尺1/35・横幅32㎝・奥行22㎝・高さ22㎝  2023.12.30

装甲車と田舎の村道のようなイメージが最初にあり、それを立体化すべく制作開始。装輪装甲車が大好きなので、毎年必ず制作候補に挙がっています。今年は6輪ですね。

自作の建造物は、道路奥の石垣と家だけでなく、車両後部を少し隠すように手前にも石垣や植生を配置。

手前に要素を配置すると色々と隠れてしまう恐れがある一方で、世界観を切り取ったかのような迫力も生じますので程よく活用していきたいところです。

緑鮮やかな集落の家屋には階段の通り道があり、樹木がアーチ状にその階段を覆っています。その下に佇む歩兵も気だるげで何とも言えません。私の妄想の中ではこの階段の向こう側に綺麗なお庭が広がっているイメージ。

牧歌的な風景と禍々しい重装甲車との対比が何とも言えませんが、まさに情景作品!といえる1作です。

「FORD GPA JEEP」  縮尺1/35・横幅23㎝・奥行19㎝・高さ17㎝  2023.12.30

岸辺に上陸する水陸両用車両とクルーの様子を再現。昔から波板鋼板のメカが好きなので、今年は波板鋼板の車両にするか!と思い立って選定した車両です。

構成としては、特に水面と波打ち際の表現、植生の密度などに気を配りました。青々とした鮮やかな樹木の緑もベースと合っていると思います。

水面の高さに目線を合わせて鑑賞すると迫力があり、陸側や水面側など、全周囲どの方向から鑑賞しても楽しめる構成となるよう注力しました。

この構成の作品はよく作るのですが、見た目も綺麗で作っていて楽しいので今後も制作すると思います。

コンパクト作品ながら程よい密度感と爽やかな見た目で、良い作品に仕上がりました。

「M3 GRANT MkⅠ」  縮尺1/35・横幅33㎝・奥行23㎝・高さ25㎝  2023.12.29

砂漠地帯、水辺の都市を通過中の英軍を再現。清涼感のある水辺には小さな桟橋、植え込みには自作のヤシや奥には建物などの要素を加味しました。

家族がTVゲームをしている様子を隣で見ていた際、いい雰囲気の街並みが出てきたので少し参考にしています。昔は風景写真集を参考にすることが多かったですが、最近はゲームや漫画も参考にすることがあります。

M3は車高が高いため、不自然に浮いて見えないようにヤシの木や建物を高めに造作したり、車両手前に歩兵を設置するなどして立体感を調整。

水辺の植え込みは歩兵や車両が隠れてしまわないようにあえて低くしたのですが、もう少し高くしてもよかったなと後から思いました。

綺麗に纏まっているので高級感があり、飾り映えのする作品となりました。

「ARDENNES 1940」  縮尺1/35・横幅28㎝・奥行23㎝・高さ27㎝  2023.12.29

道なき密林地帯を走破する4号戦車の様子を再現しました。

鬱蒼とした森の中というのは昔から制作したいテーマです。ただ、あまり樹木が多いと車両やフィギュアが見えなくなってしまうため、中々植生密度を上げられないのが難点。現実と作品性の両立が難しい部分ですね。

今作ではいつもの自作針葉樹を5本設置。本当はもう2~3本入れたかったのですが、森を見せたいのか戦車を見せたいのかわからない状態になってしまったので減らしました。

もう少し車両後部を隠れるような形で樹木を設置しても森感が出せたかなとも思いましたが、あくまで車両がメインなので今回は断念。次回があれば森に溶け込ませようと思います。

とはいえ近づいて横から鑑賞すると森の中にいる雰囲気は十分伝わってきますし、写真映えも森感があって大変良好。イメージに近い状態では仕上がったのかなと思います。

「KLEINES KETTENKRAFTRAD」  縮尺1/35・横幅21㎝・奥行16㎝・高さ18㎝  2023.12.29

ケッテンクラートを用い、雪中の小道で物資補給中の2人組の様子です。フィギュアは飯盒や水筒などを多く担ぎ、車両にも道端にも荷物が沢山。

半装軌車というのは立体的でメカメカしいので好きなのですが、ケッテンクラートはその中でも特に小さいので独特の雰囲気がありますね。

今年、有名な戦争映画の再上映があり、映画館で鑑賞しました。最後の山場で本車が登場するのを見ながら、作ろうと思った次第です。劇中シーンを再現したわけではなく、車両が使いたかっただけなのですが…。

ベース自体は平坦ですが、草地と少し高さのある樹木を設置し、立体感を損なわないようにすることにも注意しました。

土台も車両も小さいものの、要素が豊富で密度の高い良作。ちょっと飾っておくにはこれくらいがいいのかもしれません。

「SKODA 30.5㎝ M1916」  縮尺1/35・横幅27㎝・奥行22㎝・高さ22㎝  2023.12.28

普段私がヤフオクで発表する作品は車両物が多く、今作のような固定砲や陣地をイメージした作品はあまり作ってきませんでした。いつもと違った雰囲気の物も作ってみようかと思い制作してみた1作です。

個人的には要塞砲とか固定砲台とかメカメカしくて大好きなのですが、陣地としてベースを一体で情景化するのが割と大変なので後回しになっていました。

制作に際して、単に地面に砲を設置するだけだとベースが平坦になってしまうので、コンクリートと土嚢で形成された簡易陣地を自作し、砲座は一部地面に埋没させてあります。

それでも立体感に欠ける気がしたので、草木で高低差を追加し、余白部分にも小物などを設置して立体感と密度感をもたせました。

砲が地面そのものと一体になった情景なので、どの方向から見ても迫力十分。中々見ごたえのある作品になったと思います。

「NKL-26」  縮尺1/35・横幅26㎝・奥行21㎝・高さ29㎝  2023.12.28

装甲そり! 雪国ならではの特殊な機材っていいなぁ。という妄想から雪中を突撃する装甲エアロサンと、搭乗兵の様子を再現してみました。

個人的には剥き出しのエンジンや橇などの機械的な造形がとても好みです。前から作りたかったのですが、マニアック過ぎるのではと作るのを躊躇しておりました。

当初はシンプルに真っ白で平坦な雪原にしようかと考えていたものの、それではあまりにも寂しいので、自作の樹木など植生を追加して高低差と色味を追加。

雪の情景にいつも合わせているブルーグレーの台座塗装と相まって、寒々しい雰囲気も良く出ていると思います。

最近戦闘行動中の作品が少なかったので、久々の戦闘中です。動きも十分感じさせる仕上りで、個人的にはお気に入りの1作。

「TYPE3 CHI-NU」  縮尺1/35・横幅33㎝・奥行23㎝・高さ23㎝  2023.12.28

田舎道、川沿いの家屋前で打ち合わををする乗員と、3式中戦車の様子を再現。

今作の見どころは何といっても自作の和風建築。普段日本物は南方戦線のイメージで制作することが多いので、和風建築は自身初となります。

ほんのちょっとしたことで洋風に見えてしまいかねないので、板塀や瓦屋根など建物を和風に見せることにとにかく労力を注ぎました。

塀には戦中感漂うポスターも掲示されており、決戦前の本土の初夏をイメージ。見えにくいですが玄関扉のガラスは目張りも貼ってあります。青々とした植生と、澄んだ小川の水面も和風によく合っていますね。

横からのぞき込んで鑑賞すると迫力があり、雰囲気の良い作品となりました。今期のお気に入り作品です。

「SCHWIMMWAGEN TYPE166」  縮尺1/35・横幅27㎝・奥行20㎝・高さ20㎝  2023.12.28

目を引く紅葉が人気の秋季をモチーフにした情景作品、今期も制作してみました。

今作では、背の高い樹木や車両を右奥に寄せて設置することで、小ぶりなベースサイズながら落葉鮮やかな地面や、澄んだ水面がよく見えるようにしています。

樹木はベースから外側に大きくはみ出して設置し、世界の広がりを感じさせるとともに、盆栽のような鑑賞に耐えうるインテリア性を表現すべく試みました。

せっかくの水陸両用車なので当初は半分水に沈めようかと思ったのですが、同時期制作のフォードGPAを上陸中の仕様で作ったので、こちらは陸上でのシーンとしました。

紅葉の制作も大分慣れてきましたので、今作も綺麗に纏まった良い一品に仕上がったと思います。

「TYPE97 CHI-HA」  縮尺1/35・横幅24㎝・奥行18㎝・高さ24㎝  2024.12.27

常連のお客様からのご依頼で「遺棄され錆びて朽ち行くチハ」を制作しました。

完全に錆びているわけではなく、塗装が一部残っている状態がご希望とのことでしたので、そのように塗装。

南方のヤシの下、風化し草に埋もれ、ツタが絡んで地面と一体化しつつある様子を再現すべく注力しました。一見小ぶりでシンプルな構成ですが、植生の配置や車両の向きや角度など、何度も検討を重ねています。

肝心の錆び表現。汚し表現や錆び表現はやり始めると楽しくなってしまい、気が付くとやり過ぎているということもよくあります。錆び過ぎないように自制しながら作業するという謎の苦労も発生。何事もバランスが大切ですね。

個人的には綺麗な車両より壊れたり汚れたりしている方が好きなので、壊しながら作るのはとても楽しかったです。近いうちにオーダー外でも制作しようかと思いました。

「MERKAVA Mk.4M」  縮尺1/35・横幅36㎝・奥行25㎝・高さ19㎝  2024.12.27

お客様からの「砂漠風のシンプルなベースに車両とフィギュアを設置する」というご要望にお応えしてオーダー制作した作品です。

とはいえあんまり平ら過ぎても寂しいので、多少の高低差と岩肌の表現で淡泊になり過ぎないように注意しました。シンプルでありながらも多少は見た目に変化を付けるという部分のバランスが難しいですね。

車両自体が大きすぎると情景の中で浮いて見えてしまうことがありますので、全体の配色やフィギュアなどの各要素の配置で一体感を損なわないように気を配りました。

ベースサイズは大きめではありますが、車両がかなり大型でかつ複雑な形状であるため、シンプルなベースでも迫力ある仕上りです。

綺麗で飾り映えのする作品になったのではないでしょうか。