作品ページ⑦・1/35 ミリタリー 2024~

「TYPE4 CHI-TO」  縮尺1/35・横幅37㎝・奥行25㎝・高さ27㎝  2025.12.27

昨年制作した日本家屋の雰囲気が良かったため、サイズを拡大し再制作してみた1作。前作は三式でしたが、今作は四式です。ここまでくると流石に日本戦車でも大型ですね。

小川の向こうには田畑が広がり、小橋は農道に続いている、といった脳内イメージです。サイズアップした分バランスが崩れないよう、植生や塀の配置で調整を図っています。

自作の建物に加え樹木や小川などを配し、路肩にはお地蔵様を設置。お供えのミカンやお花などの小物も、より一層の和風感演出に一役買っています。

出来るだけ自作するように努めているため作業量は多く、特に木造家屋や針葉樹の造形は、延々と木材の塗装と加工、細かい作業などが続くので中々大変。

とはいえ、苦労した甲斐もあって迫力のある大作に仕上ったのではないでしょうか。

多角的に様々な景色が楽しめるため、目線を合わせて覗き込んだ際の没入感は抜群です。今期のお気に入り作品の一つとなりました。

「STEYR 1500」  縮尺1/35・横幅30㎝・奥行21㎝・高さ26㎝  2025.12.27

以前に何度か制作実績のある、地下に建設された秘密基地の縮小版です。縮小版ですから本作はサイズも小ぶりで、基地内部の再現などもありません。

情景としては、会議に出席すべく来訪した将校と秘書官の下車シーンをイメージしました。車両の先や周囲には、まだまだ様々な秘密施設が広がっている、といった妄想上の産物です。

本来であればもっと擬装を施して徹底的に施設を隠したいところなのですが、リアリティと引き換えに視認性、作品性が犠牲になりますので未実装。見え難いのは問題ですよね。

自作の基地や小川、簡易の木橋など、サイズの割には非常に高密度で様々な要素を配置。設定の都合上高低差のある作品なので、高さ調整や設置物の角度なども細かくバランスを調整して詰めていきました。

結果、立体感やインパクトのある1作となり、個人的には仕上りに満足しています。

「GERMAN MINENKNACKER」  縮尺1/35・横幅27㎝・奥行20㎝・高さ26㎝  2025.12.27

SF的で立体感のある本車両が昔から大好きで、十数年ぶりに再制作してみました。

今期は過去に作ったことのある車両やシーンのリメイクも多いですが、同一車両で再制作するのには好みの問題だけでなく、自身の技量確認の意味合いもあります。

年月は経過しているのに、もし出来栄えが同じレベルだとしたら考えものです。さすがに10年前よりは巧くなっていると信じたい。

情景のシーンとしては、雪中にて小さな小屋と樹木に隠れるように潜む歩兵と、支援車両の様子を再現しています。

コンパクトながらも自作の建物や樹木が高い密度で配置され、他の作品に劣らない迫力を有しています。

大迫力の大作もいいですが、小作品には小さいものなりの良さがあるものだなと、改めて感じた作品でした。

「Mk.A WHIPPET」  縮尺1/35・横幅30㎝・奥行22㎝・高さ23㎝  2025.12.27

歩兵と戦車が塹壕地帯を突破する様子を表現した本作は、随分昔に制作した同車を思い出しつつ、一から再制作したリメイク作品となります。

自作の塹壕部分に加え、変化を加えるために端の部分は崩れている状態を演出。これには、塹壕内部と地上部分でくっきり分かれていた構図を繋げる役割もあります。

更にフィギュアも分散し、上下をつなぐ梯子も設置。高さのある作品の一体感が醸成されやすくなるよう心掛けました。

全体的に配色が暗めだったので上段部を草地とし、ポイントとして鮮やかな緑を加えるため、右奥に樹木を設置。

もう少し大きな木にしようと思っていたものの、塹壕の分高さが嵩上げされているため、全行が高くなり過ぎると判断。途中で剪定して小ぶりな木にしました。

全体的によく纏まった作品になりましたので、リメイクとしても満足です。

「CARRO ARMATO M13/40」  縮尺1/35・横幅34㎝・奥行21㎝・高さ24㎝  2025.12.27

コンパクトながら立体感もあり、無骨なのに可愛らしさもあるイタリア戦車。情景での使い勝手が良いのと、好みであるためこれまでにも度々制作してきました。

情景としては、水辺の集落にて車両と歩兵がやり取りする様子を表現。自身が砂漠系の情景でよく使う作風で纏めています。

車両が小ぶりなので、密度感を出すため自作の建物は2か所とし、水辺には桟橋や集積物などの小物も設置しました。ヤシの木で高さと色味を加えることも忘れません。

それでもやや余白が多い気がしますので、水面を広げたり、建物をもう少し大きくすればよかったかもしれません。

とはいえ全体としてのバランスは良好で、程よいサイズ感に様々な要素が配された、飾り映えのする1作に仕上がりました。

「DRAISINE ARTILLERIE WAGEN」  縮尺1/35・横幅36㎝・奥行27㎝・高さ26㎝  2025.12.27

雪の積もる川沿いの鉄路、軌上偵察車が歩兵を下車させ、周囲を警戒している様子を情景化しています。線路が続いているため、説明せずとも作品のその先が容易に想像できるのが鉄道系作品の良いところ。

禍々しくて迫力のあるドライジーネは、鉄道車両のわりには単体だと短くて済むため、比較的情景化しやすい車両です。それでも全体としては大きくなってしまうわけですが。

鉄道系は車両が長くて大きいので、線路まで含めると作品が巨大化してしまうのが悩みどころです。

制作に際しては、車高が高いため立体バランスを損なわないよう、植生等を要所に配置して高さを調整。それにより小川と車両、樹木の3段階構成となり、バランスの良い立体構成となりました。

冬季塗装と雪景色の組み合わせがよく合う1作。作者のお気に入りです。

「SEMOVENTE M40-75/18」  縮尺1/35・横幅27㎝・奥行22㎝・高さ16㎝  2025.12.27

建物や樹木など、高さや立体感を演出するのが容易い要素をあえて使用せず、「岩と水流だけでいかに立体感と作品性を表現できるか」というテーマに挑戦した本作。

ゴツゴツとした岩肌に、渓流沿いをゆく途上の車両と、その脇に佇む乗員の様子を情景として制作しました。

一見すると地味ですが、これらの造形には繰り返しの地道な作業を要し、多大な労力がかかっています。側面の切り取り部も、情景作品ではあまり見かけないボコボコした形状になっています。

また、特に落差のある水流には拘りをもって臨みました。水底や色味の表現にも気を使い、苦心の甲斐もあって岩肌の間を流れる水流が綺麗に仕上がりました。

岩と水、言ってしまえばそれだけの構成ですが、風景としての作品を意識しましたので、綺麗で飾り映えは良好です。

「SKODA 42cm M.1917」  縮尺1/35・横幅33㎝・奥行24㎝・高さ19㎝  2025.12.27

ドイツ軍の固定砲陣地にて、目標付近を眺めつつ打ち合わせをしている将校らの様子を表現しています。

砲を囲うように土嚢と板張りの陣地を自作し、キットには無かった砲の引き込み線の部分も設置。上下段の接続用に階段も造形しました。

固定砲は台座自体が平らで広いので、必然的に作品全体が平坦で淡泊になりがちです。そのため、特に変化を持たせること、立体感の演出などを心掛けつつ作業を進めました。

全体的に私の作品の傾向として、車両物が多く固定陣地の情景は少な目です。

ですが別に車両だけが特別に好きというわけでもなく、陣地制作には単純に手間がかかるので、忙しいとついつい避けているだけ。本当は重砲とか要塞とか大好物です。

とはいえバリエーションにも変化がないとよろしくありませんので、こうして偶に気合を入れて制作している次第。今期でもお気に入りの1作です。

「SCHWERER WEHRMACHTSSCHLEPPER」  縮尺1/35・横幅37㎝・奥行24㎝・高さ23㎝  2025.12.27

鮮やかに色づく紅葉の水辺。集落の道沿いにて対空戦闘を行う自走対空機関砲と、その乗員の様子を情景化。

Flak37といえばタミヤのフラックザウリアが有名ですが、今回はあえてイタレリのSWS重国防軍牽引車に搭載してみました。SWSも立体的で好感が持てます。

やや余裕のあるベースサイズにしましたので、自作の石垣や建物、水辺に紅葉の樹木など、多量の要素を詰め込むことができました。

カーブを描く石垣と水辺の階段表現が特に拘った部分で、簡易の桟橋も造作。

小道や階段が好きで、見かけるとつい写真を撮ったりしてしまいます。作品の周囲には、そんな魅力的な小道が続いているというイメージで制作しています。

密度も高く多用な要素を配置し、目を引く紅葉の赤と立体感のある構成。車両の持つ魅力と相まって、高級感のある大作となりました。

「2cm FLAKVIERLING38」  縮尺1/35・横幅32㎝・奥行21㎝・高さ24㎝  2025.12.27

風景写真集を見ていてイメージがわいてきたので制作した作品、沿岸部の建物に設置された機関砲陣地。普段から様々な写真集を見つつ、作品のイメージを膨らませています。

手前には広々とした砂浜が広がり、奥には岩場に築かれた古都が続く。そんな脳内イメージで制作しました。

情景のその先がイメージできないと、広がりの感じられない閉塞感のある作品になってしまうと考えています。ですから常に風景の空想は欠かせません。

サイズは小ぶりながら造形に大変な労力を注ぎ込んだ本作は、各要素の高さや角度、配色まで拘って造作しました。

岩場とその上に建造された建物、深みのある美しい水面は大変満足のいく仕上がり。

作品後方の真上から海に向かって見下ろすと大迫力。まるで対空戦闘を俯瞰しているかのような世界観が広がります。

「SHERMAN EASY EIGHT」  縮尺1/35・横幅27㎝・奥行22㎝・高さ19㎝  2025.12.15

お客様の希望する車両の雰囲気で、シャーマンE8を再現してほしいというご要望で制作した作品です。

ベースの要望が泥濘地での走行シーンということで、土台に工夫を加えることはほとんどぜず、平坦な地面に泥をちりばめ、アクセントに少量の草地を加えただけのシンプルなベースです。

そのかわり私の作品にしては珍しく、ベースよりも車両の工作に時間を割いた作品となっています。使えそうな部分がないかと、提示された資料は何回も観返しました。

実は資料の地面と比べるとやや水気が多いのですが、その方がインパクトもあり見栄えがするのではないかと考え、オーバー気味に表現しています。

自分で一から作るのも大変ですが、指示内容通りに制作するのも中々に大変なものだと改めて感じた今作。出来栄えは良好で中々気に入っています。

「T-34/85」  縮尺1/35・横幅33㎝・奥行24㎝・高さ27㎝  2023.12.30

雪の中、集落の中ほどで停車ミーテイング中のT-34/85と乗員の様子を情景化しました。

自作の建物には煙突を設けたり、手前にも建物を造作。入口に階段を設置したり建物自体に高低差を持たせるなど、様々な要素も加味してみました。

高さの変化だけでなく石積の外壁パターンや屋根材にも変化を加え、色味も少しづつ変えることで単調にならないように工夫しています。

車両で建物が隠れすぎたり、逆に建物で車両が隠れすぎないよう、奥行に対して普段より横幅が少し長めのベースとなっています。これにより建物も車両も隠れすぎず鑑賞できるようになりました。

非常に立体感のある作品で、雪の積もる集落の寒々しい雰囲気も十分。飾り映えのする良作に仕上がったと思います。

「GERMAN Sd.kfz.231」  縮尺1/35・横幅32㎝・奥行22㎝・高さ22㎝  2023.12.30

装甲車と田舎の村道のようなイメージが最初にあり、それを立体化すべく制作開始。装輪装甲車が大好きなので、毎年必ず制作候補に挙がっています。今年は6輪ですね。

自作の建造物は、道路奥の石垣と家だけでなく、車両後部を少し隠すように手前にも石垣や植生を配置。

手前に要素を配置すると色々と隠れてしまう恐れがある一方で、世界観を切り取ったかのような迫力も生じますので程よく活用していきたいところです。

緑鮮やかな集落の家屋には階段の通り道があり、樹木がアーチ状にその階段を覆っています。その下に佇む歩兵も気だるげで何とも言えません。私の妄想の中ではこの階段の向こう側に綺麗なお庭が広がっているイメージ。

牧歌的な風景と禍々しい重装甲車との対比が何とも言えませんが、まさに情景作品!といえる1作です。

「FORD GPA JEEP」  縮尺1/35・横幅23㎝・奥行19㎝・高さ17㎝  2023.12.30

岸辺に上陸する水陸両用車両とクルーの様子を再現。昔から波板鋼板のメカが好きなので、今年は波板鋼板の車両にするか!と思い立って選定した車両です。

構成としては、特に水面と波打ち際の表現、植生の密度などに気を配りました。青々とした鮮やかな樹木の緑もベースと合っていると思います。

水面の高さに目線を合わせて鑑賞すると迫力があり、陸側や水面側など、全周囲どの方向から鑑賞しても楽しめる構成となるよう注力しました。

この構成の作品はよく作るのですが、見た目も綺麗で作っていて楽しいので今後も制作すると思います。

コンパクト作品ながら程よい密度感と爽やかな見た目で、良い作品に仕上がりました。

「M3 GRANT MkⅠ」  縮尺1/35・横幅33㎝・奥行23㎝・高さ25㎝  2023.12.29

砂漠地帯、水辺の都市を通過中の英軍を再現。清涼感のある水辺には小さな桟橋、植え込みには自作のヤシや奥には建物などの要素を加味しました。

家族がTVゲームをしている様子を隣で見ていた際、いい雰囲気の街並みが出てきたので少し参考にしています。昔は風景写真集を参考にすることが多かったですが、最近はゲームや漫画も参考にすることがあります。

M3は車高が高いため、不自然に浮いて見えないようにヤシの木や建物を高めに造作したり、車両手前に歩兵を設置するなどして立体感を調整。

水辺の植え込みは歩兵や車両が隠れてしまわないようにあえて低くしたのですが、もう少し高くしてもよかったなと後から思いました。

綺麗に纏まっているので高級感があり、飾り映えのする作品となりました。

「ARDENNES 1940」  縮尺1/35・横幅28㎝・奥行23㎝・高さ27㎝  2023.12.29

道なき密林地帯を走破する4号戦車の様子を再現しました。

鬱蒼とした森の中というのは昔から制作したいテーマです。ただ、あまり樹木が多いと車両やフィギュアが見えなくなってしまうため、中々植生密度を上げられないのが難点。現実と作品性の両立が難しい部分ですね。

今作ではいつもの自作針葉樹を5本設置。本当はもう2~3本入れたかったのですが、森を見せたいのか戦車を見せたいのかわからない状態になってしまったので減らしました。

もう少し車両後部を隠れるような形で樹木を設置しても森感が出せたかなとも思いましたが、あくまで車両がメインなので今回は断念。次回があれば森に溶け込ませようと思います。

とはいえ近づいて横から鑑賞すると森の中にいる雰囲気は十分伝わってきますし、写真映えも森感があって大変良好。イメージに近い状態では仕上がったのかなと思います。

「KLEINES KETTENKRAFTRAD」  縮尺1/35・横幅21㎝・奥行16㎝・高さ18㎝  2023.12.29

ケッテンクラートを用い、雪中の小道で物資補給中の2人組の様子です。フィギュアは飯盒や水筒などを多く担ぎ、車両にも道端にも荷物が沢山。

半装軌車というのは立体的でメカメカしいので好きなのですが、ケッテンクラートはその中でも特に小さいので独特の雰囲気がありますね。

今年、有名な戦争映画の再上映があり、映画館で鑑賞しました。最後の山場で本車が登場するのを見ながら、作ろうと思った次第です。劇中シーンを再現したわけではなく、車両が使いたかっただけなのですが…。

ベース自体は平坦ですが、草地と少し高さのある樹木を設置し、立体感を損なわないようにすることにも注意しました。

土台も車両も小さいものの、要素が豊富で密度の高い良作。ちょっと飾っておくにはこれくらいがいいのかもしれません。

「SKODA 30.5㎝ M1916」  縮尺1/35・横幅27㎝・奥行22㎝・高さ22㎝  2023.12.28

普段私がヤフオクで発表する作品は車両物が多く、今作のような固定砲や陣地をイメージした作品はあまり作ってきませんでした。いつもと違った雰囲気の物も作ってみようかと思い制作してみた1作です。

個人的には要塞砲とか固定砲台とかメカメカしくて大好きなのですが、陣地としてベースを一体で情景化するのが割と大変なので後回しになっていました。

制作に際して、単に地面に砲を設置するだけだとベースが平坦になってしまうので、コンクリートと土嚢で形成された簡易陣地を自作し、砲座は一部地面に埋没させてあります。

それでも立体感に欠ける気がしたので、草木で高低差を追加し、余白部分にも小物などを設置して立体感と密度感をもたせました。

砲が地面そのものと一体になった情景なので、どの方向から見ても迫力十分。中々見ごたえのある作品になったと思います。

「NKL-26」  縮尺1/35・横幅26㎝・奥行21㎝・高さ29㎝  2023.12.28

装甲そり! 雪国ならではの特殊な機材っていいなぁ。という妄想から雪中を突撃する装甲エアロサンと、搭乗兵の様子を再現してみました。

個人的には剥き出しのエンジンや橇などの機械的な造形がとても好みです。前から作りたかったのですが、マニアック過ぎるのではと作るのを躊躇しておりました。

当初はシンプルに真っ白で平坦な雪原にしようかと考えていたものの、それではあまりにも寂しいので、自作の樹木など植生を追加して高低差と色味を追加。

雪の情景にいつも合わせているブルーグレーの台座塗装と相まって、寒々しい雰囲気も良く出ていると思います。

最近戦闘行動中の作品が少なかったので、久々の戦闘中です。動きも十分感じさせる仕上りで、個人的にはお気に入りの1作。

「TYPE3 CHI-NU」  縮尺1/35・横幅33㎝・奥行23㎝・高さ23㎝  2023.12.28

田舎道、川沿いの家屋前で打ち合わををする乗員と、3式中戦車の様子を再現。

今作の見どころは何といっても自作の和風建築。普段日本物は南方戦線のイメージで制作することが多いので、和風建築は自身初となります。

ほんのちょっとしたことで洋風に見えてしまいかねないので、板塀や瓦屋根など建物を和風に見せることにとにかく労力を注ぎました。

塀には戦中感漂うポスターも掲示されており、決戦前の本土の初夏をイメージ。見えにくいですが玄関扉のガラスは目張りも貼ってあります。青々とした植生と、澄んだ小川の水面も和風によく合っていますね。

横からのぞき込んで鑑賞すると迫力があり、雰囲気の良い作品となりました。今期のお気に入り作品です。

「SCHWIMMWAGEN TYPE166」  縮尺1/35・横幅27㎝・奥行20㎝・高さ20㎝  2023.12.28

目を引く紅葉が人気の秋季をモチーフにした情景作品、今期も制作してみました。

今作では、背の高い樹木や車両を右奥に寄せて設置することで、小ぶりなベースサイズながら落葉鮮やかな地面や、澄んだ水面がよく見えるようにしています。

樹木はベースから外側に大きくはみ出して設置し、世界の広がりを感じさせるとともに、盆栽のような鑑賞に耐えうるインテリア性を表現すべく試みました。

せっかくの水陸両用車なので当初は半分水に沈めようかと思ったのですが、同時期制作のフォードGPAを上陸中の仕様で作ったので、こちらは陸上でのシーンとしました。

紅葉の制作も大分慣れてきましたので、今作も綺麗に纏まった良い一品に仕上がったと思います。

「TYPE97 CHI-HA」  縮尺1/35・横幅24㎝・奥行18㎝・高さ24㎝  2024.12.27

常連のお客様からのご依頼で「遺棄され錆びて朽ち行くチハ」を制作しました。

完全に錆びているわけではなく、塗装が一部残っている状態がご希望とのことでしたので、そのように塗装。

南方のヤシの下、風化し草に埋もれ、ツタが絡んで地面と一体化しつつある様子を再現すべく注力しました。一見小ぶりでシンプルな構成ですが、植生の配置や車両の向きや角度など、何度も検討を重ねています。

肝心の錆び表現。汚し表現や錆び表現はやり始めると楽しくなってしまい、気が付くとやり過ぎているということもよくあります。錆び過ぎないように自制しながら作業するという謎の苦労も発生。何事もバランスが大切ですね。

個人的には綺麗な車両より壊れたり汚れたりしている方が好きなので、壊しながら作るのはとても楽しかったです。近いうちにオーダー外でも制作しようかと思いました。

「MERKAVA Mk.4M」  縮尺1/35・横幅36㎝・奥行25㎝・高さ19㎝  2024.12.27

お客様からの「砂漠風のシンプルなベースに車両とフィギュアを設置する」というご要望にお応えしてオーダー制作した作品です。

とはいえあんまり平ら過ぎても寂しいので、多少の高低差と岩肌の表現で淡泊になり過ぎないように注意しました。シンプルでありながらも多少は見た目に変化を付けるという部分のバランスが難しいですね。

車両自体が大きすぎると情景の中で浮いて見えてしまうことがありますので、全体の配色やフィギュアなどの各要素の配置で一体感を損なわないように気を配りました。

ベースサイズは大きめではありますが、車両がかなり大型でかつ複雑な形状であるため、シンプルなベースでも迫力ある仕上りです。

綺麗で飾り映えのする作品になったのではないでしょうか。