川沿いを車で移動中、久しぶりに沈み橋を見てとても懐かしくなりました。子供のころはワクワクしながら渡っていたものです。
堤防上に掛かっている普通の橋は高いところにありますが、沈み橋は用途上低いところに設置されており、情景の1要素として非常に魅力的に感じました。早速情景に取り入れようと制作を開始したわけです。
スペース配分の都合で川も狭く、随分小さな橋になってしまったことは残念ではあります。とはいえ、こういった小さな渡しや隘路を見ると、何だかワクワクしてきますね。
作品として見た場合も、水、橋、建物、緑といった情景要素が沢山入っており、配色や高低バランスも秀逸。出来は今期作の中でも大変良く、お気に入りの1作です。
ところで、橋や川を題材にした写真集で偶に沈み橋が掲載されている所をみると、沈み橋には一定層のファンが存在するのでしょうか? まあ、私もその1人なわけですが…。